レザボア・ドッグス デラックス版

レザボア・ドッグス デラックス版

売れ筋ランキングレザボア・ドッグス デラックス版  
レザボア・ドッグス デラックス版

レザボア・ドッグス デラックス版


価格:¥ 2,500(税込)
ジェネオン エンタテインメント DVD2004-04-16
売れ筋ランキング:10670
スカーフェイス
パルプ・フィクション
ジャッキー・ブラウン
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
フォー・ルームス

 銀行強盗の話ながら銀行襲撃シーンを描かないという、秀逸な脚本の構成にまずは驚かせる。一番のアクションシーンを省略しておきながら、内容は立派なハード・バイオレンス・アクションになっている。タイトルの出方の格好良さ、音楽選曲のセンスの良さ、個性的な出演者、時間軸を自由に行き来する脚本など後のタランティーノ監督作品の要素の多くがこのデビュー作にすでに顕著に現れている。文句なしの傑作。これを観ればオリバー・ストーンという凡庸な監督がタランティーノの脚本でメガホンを撮った「ナチュラル・ボーン・キラーズ」の出来にタランティーノが憤慨した理由がよく判る。(同じ人間が書いた脚本でありながら監督の力量によってこうまで作品の出来に差が出てしまうのか)
宝石強盗に失敗し逃げ込んできた貯蔵庫(RESERVOIR)で繰り広げられるバイオレンス密室劇だ。タランティーノ最高傑作の呼び声が高い本作品は、後のパルプ・フィクションやホステルにつながるシーンも数多く登場し、彼のファンにとってはたまらない内容となっている。

タランティーノ作品を特徴づける一つの要素として”小話”がある。冒頭のMr.ブラウン(タランティーノ)による昼飯を囲んでのマドンナに関する小話。警察の犬であるMr.オレンジ(ティム・ロス)がギャングに潜入するための捏造武勇伝。Mr.ブロンドが貯蔵庫で捕らえた警官に聞かせる音楽ウンチク。仲間たちを色で呼び合う理由を解説する親分ジョーの説教などなど…。

この小話タイムが映画に占める割合は、おそらく(タランティーノが好きな人なら)万人が認めるバイオレンスシーンより圧倒的に多いだろう。映画のメインストリームに関係のないほとんど意味のない会話こそ、タランティーノ作品を特徴づける決定的な要素になっているような気がする。

静と動の対比によってバイオレンスシーンをより印象的にする効果はもちろんだが、TVゲームやマンガを読んでいる時以外は集中力が持続しない現代人にとって、この小話タイムは格好の頭休めになっている。多少注意力散漫になって映画を観ていても、本筋には関係がないので全く問題はない。タランティーノが脳科学を研究しているかははなはだ疑問だが、彼の作品は脳を酷使している現代人にとってやさしい映画なのだ。

「レザボア・ドッグス デラックス版」(本品)を注文したらパッケージデザインが「イメージデザイン」として掲げられているのとは異なり「レザボア・ドッグス スペシャルエディション」と同じだった。なぜそうだったのかは不明。パッケージの裏には「内容はレザボア・ドッグス スペシャルエディションの一枚目と同じ」と書いてあった。

「レザボア・・・」とくれば、誰もが「黒い背広姿の面々が並び歩いているデザイン」を思い浮かべるのではなかろうか。やはり「黄色い文字だけのパッケージデザイン」より「黒い背広姿の面々のデザイン」の方が嬉しいものだ。チョット得した感じで満足。

特典の解説でタランティーノが言っていた。「どの国にもこの映画を端的に表現できる言葉が見当たらないが、唯一日本語にそれを見つけた。それは仁義という言葉だ。」
単なるバイオレンスアクションなんかじゃない。「ジンギ」という心を描き出した作品だったのね。目からウロコ。
この作品は、テレビの深夜枠で放送してたのを途中から観たのがファーストインパクトで、それからハマってビデオかりたり、買ったりしたりして観て、タランティーノ作品も何本か観て・・。後になってみるといろいろツッコミどころもあるんだけど、初めて観た時の、「スゲェ・・」、「カッコいい」、「新しい」と衝撃を受けたのが全てかなと・・・。実際、この作品の後、似たような作品、スタイリッシュ・バイオレンス・アクション的なものが(出来のいいものから悪いものまで)やたら増えた記憶があるし・・。どっちにしろ、この作品が与えた影響は大きいのではないかと・・・。
QT監督の脚本へのこだわりは『パルプ・フィクション』で感じてはいたが、やはりその巧さには脱帽する。彼のシナリオ場合、注目すべきは話の展開というよりむしろ、各登場人物の個性を浮き立たせる話術にあると思う。一見時間つぶしに思える会話にも、まったくもって不要な部分がない。
こんな脚本を一度でいいから書いてみたい・・・・。
   鬼才クエンティン・タランティーノ監督の、記念すべきデビュー作である。当時弱冠28歳でレンタルビデオ屋の店員だった彼が、自ら書いた脚本を売り、わずか3万ドルの低予算で監督、脚本した。なお、この脚本はのちに『トゥルー・ロマンス』として映画化された。
   宝石強奪のために集められた、互いの素性は知らない6人の男たち。彼らは計画どうり宝石店を襲撃するが、逆に包囲していた警官隊の猛攻撃を受ける。彼らの中に警察の「犬」が紛れていたのだ。
   この若き天才監督が撮った傑作バイオレンスは、脚本に惚れこんだハーベイ・カイテルの資金援助と出演というバックアップを得て制作された。カンヌ映画祭では「心臓の弱い方はご遠慮下さい」という警告つきで上映されたほど、世界の映画界に大きな衝撃を与えた。タランティーノの神話は、この1作から始まったのだ。(山内拓哉)
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