エリック・ロメール・コレクション DVD-BOX V |
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ロメール大好き、中でも「緑の光線」は本当に大好きな作品で、新婚旅行にビアリッツへ行ってしまったくらい。 「満月の夜」は以前見ていたのですが、その頃、独身時代、デルフィーヌや「友達の恋人」で代表されるような「うじうじ系」だった私にはなんだかぴんと来ず、「冬」に続く私には「わけわからん」作品のひとつでした。 ところが最近見返したところ「満月の夜」本当にすばらしい作品でびっくり! 倦怠期にある男女の気持ちがとても上手に描かれています。 フランス映画にはこの「倦怠期の男女」ネタ結構あると思うのですが、やはりロメールは一味違い、心のぐじゃぐじゃしたところをうまーく表現して、最後はあっけらかんと終わって、脚本のあっぱれさみたいのを感じました。 本人は意識しているかどうか知らないけれど、このあっけらかんさというのは、シェークスピアの喜劇の雰囲気に少し似ているような気がします。 「1巻ずつ販売したら」という意見もあるようですが、私は時や自分の心境・状況で感じ方も変わるし、この3巻まとめて購入というのも結構よかったね、と思いました。 ロメールのインタビューなどのおまけもうれしい。 満月の夜のおまけの「Feteパーティー」の話とか、なかなか笑えました。 はっきりいって、ロメール映画は「会話」命なので、上級フランス語力がないと日本人には99%わからないのです。(フランス人でもロメール知らない人いっぱい。)字幕は話の流れを短い言葉でつなげようとしているため、どうしても間違いだらけになってしまっています。 このことをはじめに言っておきます。 しかしながら、いえ、だからこそ、挑戦してほしい!! 『緑の光線』は万国共通の人間の心理を扱っていて、中でも、字幕でも十分楽しめる映画です。『友達の恋人』は、駿河台出版社から、シナリオを利用したフランス語学習教材がでていますので、フランス語会話の学習に最適です。 そして『満月の夜』、たいへん美しい映画で、封切直後、主人公の女優にパリ中が虜になったといわれています。しかしその女優パスカル・オジェはまもなく25歳で突然死。映画のストーリーの悲哀とあいまって、切なくてなりません。その意味でも本当に美しく悲しい不思議な映画です。 最後のシーンが見えたとか見えないとかいう議論は不毛です。 だって明らかに見えないのですから。登場人物が見たと思っているもの と、実際にカメラがとらえたものの乖離こそが、ロメール映画の 最も重要なテーマなのです。 紀伊國屋さんは かたくなに ロメールの作品をBOXにしますが ベネチア金獅子の「緑の光線」ぐらいは単品で売っても よろしいんじゃないでしょうか?? メジャー作品の こういった販売の仕方は結局の所 誰も得しませんよ(深い意味で・・) このボックス5では『緑の光線』でフランス語字幕が付いています。他の2つには付いていません。 エリック・ロメール・コレクション DVD-BOX Vを楽天で検索 |