ひと月の夏 |
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原作を読みましたが、ほぼ忠実な映画でした。 コリン演じる主人公のアリスキーチへの思いが少し原作のほうが強かったかなと感じました。 それぞれに秘めた思いが、静かに感じられる作品です。 静かな分現実味があり、それぞれの登場人物への想像をかきたてられます。 落ち着いた静かな作品です。本を読んだ際、どんな映画に仕上がるのか興味を持ちましたが英国の派手でない美しさがよく描かれていました。大好きなコリン・ファースが主役ということで映画も五つ星。監督としても大成功したケネス・ブラナーの若き日の姿が見られます。 自分にとってこの作品は、思い出したように観たくなる映画のなかのひとつです。そして、ラストシーンが秀逸だと思う映画のひとつでもあります。 主人公は、戦争の幻影に苛まれ絶望している壁画修復師です。壁画修復のためヨークシャーの田舎町に訪れた主人公が、そこでひと月過すうちに、明日への絶望を期待に変えていく、その様子が描かれているのが「ひと月の夏」という映画です。 決してエンターテイメントな内容ではありません。劇中これといった事件も起きません。この映画では、ささいな出来事の積み重ねが主人公を絶望から癒していきます。そのリアリティが好きなんです。そして、リアリティがあるからこそラストシーンにおとずれるファンタジ-に胸を打たれます。 良い映画を観終わった後は“いつもの景色が違って見えるものだ”と、ある映画監督が言っていましたが、この映画はそんな映画です。 ひと月の夏を楽天で検索 |