ブラームス:交響曲第1番~のだめカンタービレ |
|
売れ筋ランキング > ブラームス:交響曲第1番~のだめカンタービレ
曲目リスト
ブラームスは、良くも悪しくもベートーベン・コンプレックスでした。古典派としてのバランスを大きく崩すことによって結果的にロマン派への扉を開いた交響曲として名高いあの『第九』の名声を凌ぐために、無用とも思える19年もの苦悶と推敲を重ねながら、ブラームスの第一交響曲はようやく完成したといわれています。 今、この交響曲を聴く我々は、当時ハンス・フォン・ビューローが語ったとされる「ベートーヴェンの第10交響曲」という評価がまったく的外れであることが分かります。どの声部もほぼ同等の比重で絡み合う重厚なポリフォニーが併走する魅力がブラ1の真骨頂であり、アンバランスと不協和音(?)に満ちたアヴァンギャルドな第9の系譜とは別物なのです。 『のだめ』でクラシックにはまった皆さんには、ぜひこの違いを聞き分けていただきたいと思います。 名曲だけに名盤といわれるものが数多くあります。カラヤンやミュンシュなど、昔ながらの重厚なブラ1に馴れた耳には、この千秋真一の演奏は、「早っ」と感じられるに違いありません。 私もテレビで見たときはそのように感じました。事実、多くの演奏では第一楽章は13分を超えています。 この演奏は第一楽章が正味12分34秒ですが、これより早いものは、私の知る限り、11分53秒のトスカニーニ盤、12分19秒のレヴァイン盤、12分29秒のベイヌム盤のみです。(各CDの表記は前後の聞こえない音圧レベルの部分を含んでいるのでもう少し長くなります) 第一主題の提示部(ピチカートの寸前まで)は、上記の順に35秒、32秒、33秒、34秒です。 それでもこの疾走感は別格です。アンサンブルの良さがその感覚を増幅しているのでしょうか。以前のレビューに書かれた「多重録音で合成された音源」との誤解もこのあたりから生じているのかもしれません。(ソフトでこの演奏を合成する手間をかけるよりは、実際に演奏した方が生産コストは安いと思います。) ひとことでいえば、フレッシュな演奏でしょう。スコアとの意図的な違いも幾つかあります。(ライナーノーツにはそのひとつが明かされています。)しかし現代の音楽に慣れた耳には、このテンポの取り方の方がより自然だと思える、そんな演奏です。 比較してはいけないのかもしれませんが、クライバー(息子のカルロスの方)のベートーベンの第5・第7交響曲が登場したときと同じように、不覚にもテレビでこの演奏に触れた瞬間にワクワク・ウルウルしてしまった私でした。あれほど、多くのブラ1を聞き込んできた私が思わず感激してしまったのです。 日本が世界に誇る名演といわれるには、もう少し歳月が必要なのかも知れませんが、私は迷い無くこの演奏をお薦めします。 そしてもし機会が有れば、同様に現代的なレヴァイン盤やかつての名盤ミュンシュ・パリ管盤とも聞き比べていただけたらと思います。 こういったCDはあくまで企画モノとして評価すべきでしょう。 いくら原作の熱心なファンだからといって、このCDが多々の名演と比べて音楽として優れているものだとは思っていないでしょう。音楽上の評価はこの場合妥当性を持ちません。 また、何人かのレビュアーさんは気付いているようですが、このCDは実際に演奏されたものではありません。本数の少ない一部の管楽器などには生録されているものもあるとは思われますが(おそらくは多重録音で)、基本的には高性能のソフトウェア音源を用いて制作されています。 音楽的な評論をしている何割かのレビュアーさんはこのことに気が付いていないようですが全く驚くべきことです。実際にオーケストラを知っている人であれば一瞬で判断できるものだと思われますが、、、。 上記理由からも、そもそもこのCDが「すばらしい音楽」を聴かせようとする意図を読み取ることは出来ませんし、やはりキャラクターグッズとして評価するのが正しいあり方でしょう。 しかし、うーん、気付かないものなのかなあ?? 企画ものとして出されたせいか、若々しいメンバーでとった音のように感じます。 ブラ1は名盤といわれるものが多数ありますから、そういう意味では、この1枚は不利ですね。 なぜ買ったかと言えば、某誌のコメントで、若々しさを表に出して録音したと読んで、それで聴いてみようと思ったためです。 繰り返し聴く気にはなりませんが、面白い1枚として手元に置いておくつもりです。 ブラームス一番は、カラヤンを始めとする巨匠の数多くが録音し、名盤もたくさんあります。 勿論、そんなカラヤンのような演奏までは期待してませんでした。 一応一通り聞きましたが、もう聞く気がしません。 間違いがあるあし、演奏は平坦だし・・。 何も感じない、話題性だけのもんです。 ブラームスの演奏は、ドラマと重ねて聴いてもイマイチ 面白いと感じない。 要は何もワクワクドキドキしない演奏ということ。 企画のためか、正確にきちんと弾くことが 優先されているが、せっかく若手で固めているのだから、 多少音楽が崩れても、強い表現意欲を感じたかった。 自分が聞いたこの曲の中では、フルトヴェングラーが 指揮した北ドイツ放送交響楽団が、一番表現意欲を 感じた。弦楽器の強く突き刺さるような響きも凄かった が、特にティンパニ!モノラル録音にも関わらず、響きが 凄く、曲にマッチしていた。 それに対して、このCDのティンパニは遠慮しすぎて いる気がする。 その点で考えると、間違いさがししか価値がないCD なのかもしれない。 その間違い探しも、楽譜を見てやるほうがいいかも? 自分の主観で書かせていただくと、聴いていて、 どこかぎこちない響きに違和感を感じた。そのため、 出だしで聴きたいと思わなくなった。 解説書の佐久間学の文章と、それに続く文章は読み応えがある。 ただ初心者向けではなく、恐らくある程度音楽を勉強している 人向けに記載されている。 それは掲載ページが少ないためだろうが、 もっと詳しくして良かったと思う。別にそういうCDもあるし・・・。 ブラームス:交響曲第1番~のだめカンタービレを楽天で検索 |