暗黒の世界(紙ジャケット仕様)

暗黒の世界(紙ジャケット仕様)

売れ筋ランキング暗黒の世界(紙ジャケット仕様)  
暗黒の世界(紙ジャケット仕様)

暗黒の世界(紙ジャケット仕様)


価格:¥ 2,494(税込)
WHDエンタテインメント CD2006-02-22
売れ筋ランキング:33406
アイランズ(紙ジャケット仕様)
ポセイドンのめざめ+2(ボートラ入り)(紙ジャケット仕様)
リザード(紙ジャケット仕様)
レッド(紙ジャケット仕様)
太陽と戦慄(紙ジャケット仕様)

曲目リスト
  1. 偉大なる詐欺師
  2. 人々の嘆き
  3. 隠し事
  4. 夜を支配する人
  5. トリオ
  6. 詭弁家
  7. 暗黒の世界
  8. 突破口 ※〈紙ジャケット仕様/HDCD〉

個人的には最高作。後半2曲は当然として、個人的には「TRIO」。暗闇の中を手探りで歩いているような冒頭部からクロスの豊潤なメロディーが現れ、まるでそこにあらかじめ曲があったかのように終わる。これが完全インプロとは。この曲を聴く度に死んでしまいたくなる。個人的にプログレの到達点と思っているが。
前作「太陽と戦慄」は、それまでのKクリムゾンでは予測できなかった世界を表現し、
従来のファンを驚かせるばかりか、初めて聴く者にも大きな衝撃を与えた。

また、前作は衝撃だけで麻薬に溺れるように全編を聴くことができたが
このアルバムはそんなリスナーの期待をも無視するかのようだ。

ましてや過去の叙情性に酔いたいプログレ・ファンなどは全否定されるアルバムである

自分たちの音楽性をどこまで理解できるのか=我慢していられるのかと言わんばかりの挑戦的な作品

スタジオ録音とライブの両面を切り取った、即興的で、ギターもドラム(パーカッション)もベースも極限状態に追い詰められている

プログレと呼ばれる音楽シーンのもうひとつの到達点が垣間見れる

しかし、皮肉なことに、そういったKクリムゾン自体、もしかしたら、もうこれ以上やれることがなくなるのではないかという予感や焦燥感が浮き出てくる

JウエットンやBブラフォードのその後の活躍はこの頃の経験が一番影響しているのは明白で、Rフリップ自身、この方向性のまま、その後の音楽活動を続けていったようにも思える

特にLP時代B面の長い2曲、”Starless And Bible Black”と”Fracture”が圧倒的。前者は「太陽と戦慄」の”The Talking Drum”で試みられた音楽の延長線上にあるものですが、これらよりはるかに凄絶で面妖を極めた演奏が繰り広げられています。非常によくコントロールされたフィードバックプレイとメロトロンが鳴り響くバックで、様々なパーカッションを駆使するブラッフォードと分厚いウエットンのベースがリズムを叩き出す集団的即興演奏の後半は血湧き肉踊るような風情もあっておもしろい。さらにフリップのペンによる後者はお互いが発する音に神経を尖らせ、呼吸を感じ合わなければ空中分解間違いなしの難曲。白眉は後半の3分半に渡って展開される演奏で、目まぐるしく変化し、いくつもの音が調和・不調和関係なく折り重なって高まっていくプレイは、優れたロックミュージックに共通する性的な官能を呼び起こします。その他、「太陽と戦慄Part.I」中間部で披露された東洋的な調べを拡張したといえる墨絵のように美しい”Trio”なども聴き所です。

二つの赤色?巨星(太陽と戦慄、Red)に挟まれて割を食っている感はありますが、ライブバンドとしてのKCの凄さを知るなら本作が未だに最高ではないでしょうか。当時のラインナップの出会いは言うまでもありませんが、その最大の秘密は時間と同じく絶対に戻ることのないエネルギー、すなわち「若さ」です。
最初の2曲だけが純粋なスタジオ録音、残りはライブ録音(夜を支配する人以外)という変則的な構成の本作。これは当時のクリムゾンのライブにおけるインプロの凄さを伝えるためだったと言われていますが、本当に見事な出来です。特に最後の2曲。表題曲はウェットンとブラッフォードの作り出すリズムが強烈です。特にブラッフォードはミューアの影響を受けてか様々な打楽器を使いこなしています。そして本作のハイライト「突破口」。フリップが様々なテクを駆使し、もはや人間業とは思えない演奏をしています。後半にかけて盛り上がるところは当時のクリムゾンのテンションの高さを物語っていて、恐るべき緊張感と共に突っ走ります。「フラクチャード」として焼き直しが行われるなど、フリップ自身もお気に入りの一曲としてあげています。「宮殿」、「太陽と戦慄」、「レッド」、「ディシプリン」といった代表作を聴き終わった後に(人によってはディシプリンよりも先に)お薦めします。
この時期のロバート・フリップの有名な発言「我々は知性のバンドあってロックミュージックを演奏しているつもりはない」というのがあります。

最近でこそ、フリップ独特の言い回しが理解されるようになってきましたが、当時はこの言葉が独り歩きして、「クリムゾンはロックを超越した深遠な世界を目指す」とかずいぶんな衝撃を与えたようです。

ここで演奏されている曲名あるいは歌詞は、いずれもロックミュージックに対する痛烈な悪罵です。特定のバンドを攻撃しているわけではありませんが、ロックバンドであるクリムゾンが、「馬鹿&下手糞ロックバンドはあぼーんして呉れ!」と言っているようなものです。痛快です。

音源そのものは、アムステルダムでのライブをベースにスタジオでオーバーダブを施したものが中心になっています。ライブ音源がベースということで、ほぼ即興に近い楽曲もあります。2枚組ライブアルバム「ナイトウォッチ」とセットで聴きたい1枚です
暗黒の世界(紙ジャケット仕様)を楽天で検索