キャスト・アウェイ [DVD] |
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これは無人島へ流れ着いた主人公が生還する話。 てっきり無人島でのロケだと思っていましたが、無人島の向こうの背景はCGで 他の島を消してました。ボートの帆もCG。どこまで行き着くのかCG技術。と同 時に、無人島での生活を描くために撮影を中断して減量前後のトム・ハンクス を見せるというのも凄い。減量後のトム・ハンクスが逞しい。CG技術はSF作品 のみに使用されるだけでなく、この作品のように普通のドラマ(とは言っても 無人島という特殊な設定だが)にも使用出来るという好例。 飛行機事故で遭難して無人島で4年間過ごし、浦島太郎のように故郷に戻り、というよくある展開ではあるんですが、帰還後の展開は秀逸。体型も性格もかなり変わり、無人島で「生き抜かなければならなかった」ように帰還後も「生き抜かなきゃいけない」という主人公の台詞に重みを感じる。単純なハッピーエンドを想像していたので意外に面白い最後。あちこちに展開上の伏線が張られていたのは楽しめた。 トム・ハンクスの演技が素晴らしいだとか映画のテーマが深いだとかはわかるけれど、やはり映画の大部分を占める無人島でのひとりきりの生活というのは、観ていて単純に退屈なのです。 どんなに創意を凝らそうとも、一人芝居で二時間魅せきるのは構成的に無理があるのだろうか。 火を起こしたり魚を獲ったりイカダで脱出を図ったりと、サバイバル自体も当たり前のこと以外はなにもやっていない。 非常に予定調和だったし、予定調和にするほかしようがなかったのだろう。 結果として非常に地味な仕上がりになっている。 島からの生還後のエピソードが秀逸であるだけに残念だ。 最初バレーボールに名前を付けて話しかけだしたときは、ちょっと笑ってしまいましたが、やっぱりウィルソンがいないと正気で生きてはいられなかったでしょうね。そんなに泣いたりする内容じゃないだろうなと思っていたのですが、さすがに海で必死でウィルソンを探して追いかけるシーンはぐっときました。「ごめんよ。。」と泣きながらトムが言うシーン。相手バレーボールなのに・・トムハンクスってほんとに素晴らしい俳優ですよね。 無人島に流れ着いた直後は何一つできなかった主人公がどんどんたくましくなっていく様もいいし、ラストもこれから彼自身はどう生きていくのか、様々な問題を残したまま終わっていながらそれがベストな終わり方だと思いました。 なぜあんたはそんなに切ない表情がうまいんだよ。。 みなさんがおっしゃってるように、さすがトムハンクス。。その一言に尽きます。 無人島漂流サバイバル映画ですが、実は生還してからの様子も描いていることが最も評価できる点だと思います。 まずは、フェデックス(FedEx;世界最大の貨物宅配便)との強力すぎるタイアップに驚き(鼻につきますがリアリズムには貢献?)、 飛行機墜落、水中シーンのリアリズム(乗客目線)にも驚き、無人島サバイバルの過酷さのリアリズムにも驚きました。 怪我をしてしまう場面での痛さ、孤独さから、普段はすっかり忘れている日常生活の便利さ、ありがたさを映画を観て、素直に改めて気づかされました。 バレーボールを話し相手にするエピソードがありますが、 バレーボールに泣いたのは初めてです。(トム・ハンクスの奥様の名はリタ・ウィルソンだそうです。) そして、普通ならば、無人島からの生還=単なるハッピーエンドになるのに、この映画ではそこからが重要になってきます。 主人公にとって人生を見つめなおす、最大のターニングポイントだったという展開が感動的です。 これもある意味ではハッピーエンド(苦いですが)だとは思います。 キャスト・アウェイ [DVD]を楽天で検索 |