パッション デジタルニューマスター版 |
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88分の収録時間は(東北新社のゴダール作品では)珍しく適切なマスターを使用して商品化されているようで、 まともな上映時間と正常な形で鑑賞できることがまず喜ばしい事に感じます。 当り前のようなことが、守られていないケースが本当に多いのです。 画質に関しては新たにリマスターされたフィルムを使用せられているためか、比較的良好。初公開時・ヴィデオ発売時に行なわれていた不粋な ぼかし処理も消滅して、まともな形で鑑賞することが可能になりました。 『パッション』といえば最近メル・ギブソン監督作品が話題になりましたが、スイスの寒々しい光景を自然光撮影を得意とするラウル・クタールが 撮影監督として14年ぶりに復帰して話題になった本タイトルも注目に値する作品と云えましょう。飛行機雲を追った冒頭部分のショットはゴダールが atonと共同開発した手持ちカメラでの監督本人による撮影が行なわれています。『軽蔑』や『映画というささやかな商売の栄華と衰退』などと共に、 映画製作上で困難や倦怠に陥っても、そうしたものを乗り越えて作品を残そうとする気概が発せられるのかが伝わってくるような作品に思えます。 パッション デジタルニューマスター版を楽天で検索 |