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70年代風味の刑事もの。とはいえ軽快で見やすい作品ではある。 これ、多民族国家故に深刻な人種差別問題を抱えているアメリカを肌で感じることもなく、深いところで理解していない私には、被害者は黒人・加害者は白人でガンガン進行していくストーリーには食傷気味で正直引く。 あーやっちまったなぁ的な?ラストシーン、黒人視聴者からは拍手喝采だっただろうねえ・・・ パルプフィクションからサミュエル・L.ジャクソンは大好きだけど星3つ。 大ヒットを飛ばしたブラックパワー・ムービー『黒いジャガー(原題:SHAFT)』のリメイク作品。『黒いジャガー』で主演したリチャード・ラウンドトゥリもシャフト(サミュエル・L・ジャクソン)のアンクル役でカメオ出演しており、マ○ー・フ○○カーなアフリカンパワーはオリジナルから忠実に引き継がれている。この映画の登場人物は当然ほとんどがアフリカ系なのだが、作品に不思議と閉鎖的な空気は流れていない。サミュエル・L・ジャクソンをはじめ、ヴァネッサ・ウィリアムス、ジェフリー・ライトといったメジャーな俳優を揃えているからに他ならないのだが、最近暴力沙汰を起こして逮捕されたBAD?MANことクリスチャン・ベイル(ウェールズ出身)の存在感が効いていたからではないだろうか。 最近はヒーロー役などもこなしているクリスチャン・ベイル。しかし、この人の真骨頂はそんなきどった正義の味方ではなく、『アメリカン・サイコ』のパトリックや本作品のウォルターのようなキレ系WASP役が大ハマリする危ない男優である。後ろ手に手錠をかけられたベイルがニヤッと笑いながら前方見つめる暗ーい目つきは、この人がゲーリー・オールドマンと並ぶ天賦の悪役であることを如実に物語っている。正義のヒーロー映画を成功に導くカギは、実は悪役がいかに悪く見えるかにかかっているといっても過言ではなく、その意味でこのクリスチャン・ベイルは貴重な存在であり、けっしてヒーローを演じさせるべき俳優ではないような気がする。 一方、アフリカン系の悪玉親分ピープル役のジェフリー・ライトは弟が死んでからのブチギレた演技はなかなかだったが、まるでラップ・ダンサーのような身のこなしは親分にしてはちょっと軽すぎる。その闇の世界を牛耳るピープルでさえ、ウォルターが属するWASPの世界にはなかなか食い込めないことを、この映画は皮肉を込めて観客に伝えている。理不尽な殺人を犯したにもかかわらず、莫大な保釈金を払ってもらってその罪を逃れるウォルター。本当の巨悪の肌は何色なのか?正義の鉄槌は意外な人物から下される。 アイアンマンにエンドクレジット後のカメオでシールドのリーダー、ニックフューリーで登場してかっこいい姿が続編に期待をもたせてくれたサミュエルですが、そのイメージに一番近くてかっこいいのが本作です。 シャフトを楽天で検索 |