エコール |
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終始濃い霧に覆われているような、不思議な雰囲気がします。自然や古い建物が美しく、生徒達の白い制服がよく映えて、不自然な環境であるのに、ここにいることが本来の正しい姿なのではと錯覚します。自然音や、小物や虫の取捨選択からも構築された世界観が伺えます。原作と同じく、謎は謎のままで終わりますが、決して後味の悪いものではなく、後は見る側の解釈に委ねる遊びのようです。少女が大勢登場しますが、髪の色や体系がバラバラで、一般的に美少女とは呼ばれない普通の女の子もいるかと思います。ですが、外見的な魅力に富んだ少女を集めただけではないことで、学校という施設のリアルさが増しています。また、川遊びのシーンなどで裸体が見受けられますが、男性のいない環境での少女達の伸びやかな様子を描写する上でとても自然な表現だと思います。難しく考えずに、雰囲気を感じるように鑑賞するといいかと思いました。表面だけを見て、ペドフィリア的な作品と評するのはいささか安直な気がします。 ある種の狂気と退廃に満ちた森の中で、少女達は夢という名の揺り籠の中で遊び、羽ばたく力を持たない人口の翼で戯れる。やがてその翼は時の流れと大人たちの都合という現実に毟り取られ、その代わりに少女達は悲しみや戸惑い、怒りといった感情を手に入れる。そして、揺り籠から放り出され、男を知り、社会という名の大海原に揉まれながら大人になっていく。 …以上のように解釈すると、この映画は人生の無常さを表現した、青春期こそが一番人生で輝いている瞬間だと考えている人たちへのアンチテーゼではないか?と思えた。 終始、とても不思議な内容でした。でも、それは答えを求めているからこその感想だとおもいます。理性と本能。この相反する二つの感情を両立させられる幼さ。今の世界が求めた世界がそこにはあります。でも求めただけであり、完結はしない。決して終わる事のない問いは、森を彷徨いつづけます。 答えは目の前にあります。ただ理性が、本能がじゃまをするのです。二度はみないでください。その感動は一瞬であり、永遠です。 長野まゆみさんの作品には少年が出てきますが、それを少女にしたような作品の印象がありました。 川で遊ぶシーンは確かに水着くらいは着せてあげてほしかったです。というか、あのくらいの少女なら川に得体の知れない生き物がいるかもしれないのに泳がないと思いますが。 現実味は確かになく、新しく入ったイリスしか現実的でない。 イリスはアジア系にしては美少女の部類に属すると思います。周りがヨーロッパ系なら可愛くても見劣りはするのは仕方ありません。 ただ、緑よりももっと花を入れてほしかったなあ。映像美は抜群ですが。 世界観のよくわからない作品ではありますが幻想的な雰囲気はいいんじゃないでしょうか、よって星三つです。 エコールを楽天で検索 |