シシリアン |
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「フランス語がありません」って、書いてない。これは詐欺でしょう。ほかの方も書いているけれど、衝撃でした。DVDかけて、英語だったので、急いでオーディオ設定を見たら英語とへぼい日本語のみ。その段階でゴミ箱直行です。フランス映画をフランス語抜きとは。今から買う人は(このコメント見たら買う気がしないと思うけれど)要注意です。発売元のフォックスのセンスのなさに脱帽。 祝・初DVD化!!テレビでは何度も観た映画ですが、ワイド全長版を見るのは今回が初めてです。まず当時のテレビ放映時の日本語吹き替え(92分)が付いているのが嬉しい!!野沢那智さん、森山周一郎さんのお二人をはじめ耳になじんだ声優陣です。オリジナル仏語が収録されていないのは残念ですが、私はドロンの映画は野沢那智さんの吹き替えで見たい派なので英語版というのは特に気になりませんでした。それよりも米国メジャー(20世紀FOX)からの発売ということでマスターが綺麗なのが嬉しかったです。70年代仏映画を国内メーカーが出してくれるのは嬉しいのですが、画質がね・・・。 映画としては、今観ても充分に面白いです。一匹狼的な犯罪者アラン・ドロン、それを追う刑事リノ・ヴァンチュラ、表向きおもちゃ工場の経営者でシシリア出身の犯罪ファミリー(家族だけです)の家長ジャン・ギャバンの3者が絡むフィルム・ノワール。後半の大掛かりな宝石強奪などちょっと欲張りすぎて、大味になった感はありますが、前半の護送車からの脱走シーン、刑事たちがドロンの潜むホテルに踏み込むシーンなんかフランス映画の犯罪もの独特の雰囲気があって良いです。禁煙中のヴァンチュラ刑事という設定もイイ味が出てます。ドロンのニヒルでクールなこと。無表情な中に浮かべる酷薄そうな笑みともつかないなんともいえない表情。ブルーの瞳はときに哀しげに見えたりして・・・。シビレます!!そしてラストのギャバンとヴァンチュラ!!渋い!渋すぎる!!ホント主役3大スターのカッコ良さにシビレてください!!このカッコ良さと雰囲気は当時のフランス映画ならではですね。あと、この映画に独特な味付けをしているエンニオ・モリコーネの音楽を忘れてはいけません。一度聴くと忘れられなくなるメロディです。予告編付き(こちらも英語版)です。 既に述べておられる方もいますが、オリジナル音声が英語のみとは呆気にとられました。フランスを代表する名優が揃い、特にJ.ギャバンの晩年に属する傑作だけに、期待して観たものの、ものすごい違和感のみが感じられ興ざめでした。折角のDVD化、特に初と銘打っているのですからオリジナルに敬意を払って欲しいです。本当に残念でした。 どうしてフランス語バージョンじゃないのでしょうか?以前BSでやってた時はフランス語版だったので、ない訳じゃないでしょ?フランス3大スターが英語喋ってるのすごい違和感。それに昔は興奮したこの映画のすごいプロットも、今見たら肝心なシーンでの下手な特撮ですっかり興醒め。 この映画は「地下室のメロディ」のアンリ・ヴェルヌイユ監督のギャングものの傑作で、長い間DVD化されずにいた。昔はよくTVの洋画劇場で放映されていたが、マイケル・チミノ監督がクリストファー・ランバート主演で同名の全く内容の異なる作品を作ってからはおめにかかることがなくなっていた。そういう意味でも待望のDVD化である。 この作品の魅力は何といっても3人のフランスを代表する名優の演技だ。ジャン・ギャバンのどっしりとしたボスの迫力、アラン・ドロンの冷徹な殺し屋の魅力、リノ・バンチュラの刑事の鋭い目と3人の役柄にマッチした異なる魅力が溢れている。 ストーリーは当時としては大掛かりで奇想天外な宝石強奪計画で、同監督の傑作「地下室のメロディ」ほど展開も緻密ではなく少々荒っぽい。しかし、ジャン・ギャバンのギャングの仕切り方や彼等を追うリノ・バンチュラの刑事陣のリアルな捜査が映画にリアリティを与えている。加えてエンニオ・モリコーネの音楽は独特な雰囲気を映画に与え、作品を傑作の域に高めていると思う。オープニングからチェーホフの詩、モリコーネの音楽、マルチスクリーンで映し出される囚人の護送と観る者を引き込む独特の雰囲気を持ったフランスギャング映画の一級品。 シシリアンを楽天で検索 |