ファンタジア 【日本語吹き替え版】 |
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ディズニーの異色作、1940年公開とは信じられぬ高水準作。 伝説的指揮者ストコフスキー以下のシルエットがホリゾントに 投影されて不可思議な効果を見せるオープニングから アニメーションと音楽演奏の高度のコラボレーションが愉しめます。 曲によっては絵作りに統一感がないのが唯一の欠点か。 ファンタジアは学生時代に見たおぼろげな記憶があり、それがとても印象的だったので、たまたま手に入った2000を見、それからこのDVDを買いました。 感想は、映像も表現も元祖が遥かに勝る!という事です。 ファンタジアでの音楽の表現方法は、音をただビジュアルで表現した作品、イメージ映像の作品、しっかりとストーリーのある作品と三種類ある訳ですが、その全てで、元祖が2000を上回ります。 確かに60年前ですから、画質が若干悪いところもあります。更にDVDの為にデジタル化したからでしょうが、所々モアレも見られますが……だから何なのだというのでしょうか。昔の作品なのだから当たり前。そう思えば何でもない事です。 ただひとつ難を言うなら、DVD化の仕方が「雑」だという事。 日本語・英語と、字幕あり・なしを選べるだけで、チャプターもえらくいい加減な場所(10分おきとかなのかな?)についています。 うーん、これならVHSの方がまだ見るのが楽なような…… この「雑」さが低価格の秘密(?)なのかも知れませんが、これならもうちょっとちゃんと作ってあるものが1000円だった方がいい。 ただ、それはDVDを作成した会社の責任であり、ファンタジア自体の★は下げたくないので★は5つで。 です。恐らく映画史的にはトーキーの時代が終わり、映像と音声の収録に圧倒的な進歩があった時代であることが想像されます。作られた当時の「映像表現と音楽表現のコラボ」として非常に意欲的な作品だったのだと思います。この作品なくして手塚治虫のあの作品群は存在しないでしょう。非常に美しい作品だと思います。個人的にはトスカニーニの姿を見られるのも嬉しいですね。 まず、注意すべき点を一つ。 「この作品にミッキーはちょっとしか出てきません!」 たまに勘違いして購入される方がいらっしゃる様なのでご注意ください。 私が幼稚園から小学校にかけて、何度となくビデオで見た作品が、 パブリックドメインになりました。 一度は手に取って貰いたい作品なので嬉しく思います。 この作品には台詞もストーリー説明も殆ど出てきません。 また、現在の映像技術と比べると劣る点もあるでしょう。 しかし、それでも尚この作品には動きと線による映像の力と、音楽との調和の美しさがあります。 処理技術の高さとは違ったレベルでの「映像の美しさ」が堪能できる一本です。 ただし、長編ストーリーアニメーション作品ではないので、 最近のディズニーアニメのような作品は期待しないほうが良いと思います。 どちらかと言えば、アニメ作品が好きな方よりも、 スケート・バレエ等の演技を面白いと思える方、 あるいは音楽と映像の融合に特化した作品が好きな方の方が向いている作品です。 個人的には「くるみ割り人形」がお気に入りなのですが、 作品全体を通じて、「動画としての動きの美しさ」を感じてもらえればいいな、と思います。 余談ですが、「ファンタジア2000」と見比べると、 ディズニースタッフの作品に対するスタンスの変化を感じられるかもしれません。 見比べてみる価値はありますよ。お暇があれば是非。 実写の映画を見て「セリフがうるさい…」と思ったことはないですか。「役者なんか目ざわり…」と思ったことはないですか。人間関係にウンザリしたらファンタジア。人間嫌いになったらファンタジア。浮き世ばなれしてます。実験映画のようです。そこがファンタジアの魅力です。著作権が切れてパプリック・ドメインになりました。公共の財産になりました。だから実現した低価格です。 ファンタジア 【日本語吹き替え版】を楽天で検索 |