モノノ怪 四之巻 「鵺」 |
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「座敷童子」「海坊主」「のっぺらぼう」ときて、「鵺」。 それまで一貫して描かれていた極彩色の美しい世界がここでがらりとモノクロへ一転し、 「見るものによって見え方が違う」というあやかし「鵺」の謎に迫ります。 香道という実に日本らしい、典雅な遊戯を軸に展開される謎解きと、 己が存在に固執するあまり狂気にとらわれた鵺の『真』と『理』。 振り返れば「鵺」は実にわかりやすく明快な回ですが、 アニミズムな思想と概念をふんだんに取り入れた 美しきジャパニーズホラーの真髄、と言えるでしょう。 降りしきる雪がなぜか直角に曲がってゆくという遊び心も健在。 輝くような色彩が溢れだし、襖絵の動物がゆっくりと目を開く、 クライマックスの演出はまさに必見です。 どの作品も大好きですが 鵺に関しては、鵺がモノノ怪に至る経緯等が 最後に「やられた!(良い意味で)」感がよく、 とてもよかった作品です。 (あまり話すと本当にネタバレになるので口惜しいですが」、) モノノ怪になるものは「人」だけでない 思いが強いものは何にでもなる。 小さいころに人形が怖かったことを思い出したりしました。 薬売りの所業をすべて見て、聞いて 「なるほど」と思える作品です。 また今までの鮮やかなカラーと違い、 白黒メインにしたのは香りをイメージしてるのだと 細かいこだわりにまたうっとりしました。 DVD発売楽しみに待っています。 どれもこれも芸術性が高く、タイプも違って目が離せないモノノ怪シリーズですが 一番好きな作品は、この「鵺」です。 今となってはあまり馴染みの無い「香道(組香)」をテーマにした作品で、茶道や華道と 並んで世界に誇れる日本文化をあらためて認識させてもらいました。 ストーリーの緩急の付け方も絶妙で、最後のオチ(?)には感心するやら嬉しいやらで とにかく「DVD出たら絶対買おう!」と心に決めました。 声優さん達の演技や音響・BGMも相変わらず外しません。 薬売りの櫻井さんは言う事なしで…最後の〆セリフは拍手してしまいました。 雰囲気を作るのが本当に上手です。 映像に関しては、「見終わると色々納得する事がある」というのが楽しい… 最後まで見てからもう一度見返したくなります。 私が「1作だけ買おうと思ってる」という人にお勧めするなら、絶対に「鵺」です。 誰かに借りてでもいいので見てください。 …手元に置きたくなって、その後に購入する事間違い無しですw 和紙のテクスチャーを使った独特な映像のアニメで、他のアニメとは違う雰囲気です。 アニメに抵抗がある方も見やすいと思います。このシリーズはどれも人間の欲とか、嫌な部分が現されている作品です。 どれも好きなのですが、モノノ怪シリーズの中で鵺が1番好きです。 雪がクルクル回りながら横に降っていたり、ところどころ鐘がなったり、効果が独特で面白いです。 和紙のテクスチャーと話の雰囲気がすごく合っていると思います。 小中さんの脚本、再び(笑)。 「海坊主」の豪華絢爛(?)カラフル画面とは対照的に、「鵺」は薄墨を垂らしたような、静かで物悲しい色合いの画面です。 そして始まる、何やら雅な(笑)お香の話。(香りの演出、好きでした) 普段、あまり馴染みのないお香の話を分かりやすく、その世界の雰囲気をうまく醸しながら、説明しつつも、事件(?)は起き、謎は深まります。 …一体、この「香」と「鵺」をどう絡ませるのか?不思議に思いながら観ていたのですが、最後で、 やられた!!と思いました。騙された。いっそ、清々しいくらい騙された…。 何と言うか、比喩表現のオンパレード。言葉選びにも、画面演出にも、無駄がない。お見事。文句なしに面白かったです。 そして、大筋の謎が解けるにしたがって、訪れる小さな疑問も、いくつかの言葉を拾って、丁寧に吟味してみると、納得の行く「仮説」が立つようになっているのも良かったです。(後編EDの最後のキャスト名を、もっと明確に書いてくれれば、確信が持てたんですが) と、同時に、分かるように示しながらも、大筋の謎以外は敢えて明言せず、観る人によって、どう取っても良い、と云うような、含みを残して終わるやり方も、モノノ怪らしいというか…、良かったです。 とても、見応えある物語でした。 …あと、竹本さん(退魔の剣役 笑)、今回、別役のメインで出てましたが、芸達者な人だな、と思いました。他の回にもあちこち、ほとんど出演していて、それが全部、違う人物の声にちゃんと聞こえる…。すごい。 どこで出ているか探して、聞き比べてみるのも、楽しいかもしれないです。(笑) …とにかく、おススメの一作です! モノノ怪 四之巻 「鵺」を楽天で検索 |