旅立ちの時 |
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あらすじを知らなかったのでタイトルからしてよくある青春映画なのかなと思って見ました。 こんなに切ない話だとは思いませんでした。 両親の事情で名前を変え、点々と引っ越しを繰り返し 小さい頃から普通の生活を送ってこられなかった主人公。 友達もいなく家族が全てという環境でやがて大人へと成長していきます。 自分自身の将来を見つけること、それは家族との決別のときでもあります。 この映画は痛いほどの家族の絆がよく描かれています。 そして主役を演じたリヴァーフェニックス。 揺れ動く心を、恐ろしいほどまで繊細に演じています。 まるで実在する人物のように見えてきて混同させられるほどです。 せつないけれど確かな希望のあるラストも感動的です。 一般的には、リバー・フェリックスがアカデミー助演男優賞にノミネートされた作品であることのみで記憶されている小品であるが、幸運にも観た人の間では静かな感動を呼び、熱烈なファンも多い。私にとっても、掛け値なしで、いつまでも手元に置いておきたい珠玉の秀作。アメリカ各地を転々と移動し続ける家族が居た。ハタから見ても誠実そのものと思える一家が、何故世間から逃げ続けなければいけないのか?それは、両親がベトナム戦争時、反戦を叫び、国家機関の最新兵器研究所を爆破し、FBIに指名手配され、以降潜行を続ける元過激派だったからだ、、、。極めて特異なシチュエーションだが、とにかく、この映画ほど家族と親子の絆の深さと切なさを真摯に描いた映画はないのではないか。2歳の時から逃亡生活を余儀なくされつつも、自分の境遇を呪うことなく、両親を愛し続けるリバー・フェリックスの健気さ。そして、彼女にジュリアードへの推薦入学と一線を越えることが出来ない苦悩ぶりを打つ明ける際の繊細さは、若くして逝ってしまったその素晴らしい才能を窺わせる。そして、彼の両親が、子を想う親として選択する“行為”は、やはり涙なしでは見られない。特に、母親のクリスティン・ラーティが、息子を預けるため14年振りに自らの父に再会するシーンは白眉。私事だが、私もまた学生時代、あるセクトの救援活動に足を突っ込んだ時期があり、私の周辺や先輩たちの中には彼女と似た境遇の者たちが居ただけに、心情的に冷静には見られない部分もあるのだが、奇しくも大学の先輩のつかこうへいが学生活動家を逆説的に揶揄して言った「ダメな人間に同情して自分もダメになっていった優秀な人間たち」のひとりの彼女が、自身の生き方に後悔はないものの、その時の父娘の胸中は察するに余りある。 旅立ちの時を楽天で検索 |