ブリキの太鼓 HDニューマスター版 |
|
売れ筋ランキング > ブリキの太鼓 HDニューマスター版
シュレンドルフ畢生の名作。 本作品を巡っては、原作者のギュンター・グラスが子ども時代にナチ隊に入っていたことを表明したのが記憶に新しい。その後の動静は知らないが、グラスはベルリンの壁崩壊以降、論争的な騒動の中心に置かれることが多かった。東西ドイツの統一でも、彼は反対した。そして今回の騒動だ。 それはともかく、これは全ての映画ファンに見て欲しい作品である。醜悪な現実が、醜悪な人間によって生きられざるを得ない、哀しさと愚かさと怒りが全編にあふれ出ている。ダンティヒは、現在のポーランドのグダンスクであるということも忘れてはならない。 特に印象深いのは、主人公の母親が、おかしくなってニシンの缶詰を狂ったように食べるところ。そして、ナチが壊滅する寸前、ベートーヴェンの写真に向って「やっぱりベートーヴェンこそが本当の天才だ」と登場人物の誰かが呟くシーンだ。 主人公の子どもの演技も素晴らしい。彼はその後、役者として活躍しているのだろうか。 シュレンドルフは、その後『魔王』でも素晴らしい作品を撮った。 ブリキの太鼓 HDニューマスター版を楽天で検索 |