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曲目リスト
2005年10月19日ニューヨーク、ライトトラック・レコーディング・スタジオにて録音。へたうま絵でなかなか特徴のあるジャケットはJosh Georgeという人の作品らしい。 『トリオ』という形式はパット・メセニーが様々なアプローチを試みてきたカタチだが、『グループ』や『デュオ』ほど名作を生み出してこなかった。今回の作品もパットの腕前からしたら普通の出来映えで終わってしまっている。ジョン・スコフィールドとのデュオでも取り上げた『Red One』もやっているのだが、ジョン・スコとの方が数倍魅力的だった。ただこの『トリオ』での様々なアプローチはいつか傑作を出す予感はある。 むしろ気になったのはこのアルバムもリリースしているノンサッチがこのアルバムのインナーで告知しているのだが、過去のパットのアルバムを全部リマスターして再発しようとしていることだった。それは凄い。 パットがベースとドラムだけと競演するトリオ形式の作品としては「TRIO 99→00」、「TRIO→LIVE」以来の作品ということになるが、テクニシャン揃いのトリオが繰り広げる演奏の表現能力の豊かさには驚かされるばかりだ。TRIOで感じたような派手さはなく、他の曲を引き離して屹立する「この1曲」と呼べるものはないが、逆にいうとどの曲も高い完成度でじっくり聴きこむのに適したものばかり。21世紀のジャズ・ギター・トリオの1つの方向性を示す快作と言えよう。アップ・テンポの曲に混じって、スローな曲やアコースティックな味わいの美しい曲もあり(例えば6、9曲目)、それらの曲ではまるでチャーリー・ヘイデンとのデュオ「ミズーリの空高く」にドラムが加わったような錯覚を覚える。 なお、日本盤のみのボーナス・トラックがあり、それが7曲目。躍動的な佳曲・好演なので、CDを求める場合には日本盤をお薦めする。添付の解説資料によればこの曲をiTunes配信でも聴けるようにしたい、とパットは語っているそうである。 トリオ編成としては実に8年振りとなる"スーパー・ギタリスト"パット・メセニーのニュー・アルバムが遂に登場! ニューヨークの街角だろう。何気ない日常的な風景の中に、自由気ままに旅を楽しむような雰囲気が伝わるジャケットの絵もいい。 12回のグラミー受賞を誇り、その活躍と存在の大きさは言わずと知れたスーパー・ギタリスト、パット・メセニー。ブラッド・メルドーとのプロジェクト"メセニー&メルドー"名義作品を除くと、パット・メセニー・グループ名義の『ザ・ウェイ・アップ』以来3年ぶりのアルバムとなり、昨年9月から共にツアーを行って来たクリスチャン・マクブライド(b)、アントニオ・サンチェス(ds)とのスタジオ・レコーディング・アルバムで、『トリオ99→00』以来8年ぶりとなるトリオ作品ということで、発売前から話題となっていたアルバム。 パットのトリオというと、75年のデビュー作でジャコ・パス(b)、ボブ・モーゼス(ds)とのトリオによる『ブライト・サイズ・ライフ』も忘れ難いが、本作もパットの名盤として語り継がれていくことだろう。 今年の8月で54歳となるパットだが、常に新しい音楽を創造しようとするエネルギーとその感性は衰えるどころか、ますます磨きがかかるようで、年齢など全く感じさせない永遠のギター少年のような輝きを持つ瞳と純粋なハートがファンの心を掴んで離さない。(The Walker's 加瀬正之) デイ・トリップを楽天で検索 |