想い出のサン・ロレンツォ |
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曲目リスト
このアルバムに出会ったのはちょうど30年前まだ高校生の頃で、トリオレコードがECMを出していた時代だった。発表されて間もないころだと思う。第一印象は「こんな若いヤツらがこんな音楽つくるのか!」なぜかショックを受けた。 パット独特の音、動と静、ライルメイズの透明感のあるピアノ、ジャコパストリアスのようなマークイーガン、美しいシンパルのダンゴットリーブ。当時20代半ばですでにこのレベルの音楽を造るとは!毎回聞くたびにB面(かつての)エイプリルジョイ、エイプリルウィンドとあるように春の風を感じてしまうのは気のせいではないと思う。曲名を知らなくてもそう感じてしまうだろう。その後アメリカンガレージで少しポップ系にシフトしていったが、パットのアルバムで1枚だけと聞かれたら迷わずこの1枚をおすすめする。 パットがECM時代に録音した作品はほとんどが傑作ですが、本作は、私が学生時代に初めて買ったパットのアルバムとして思い出深いものがあります。「想い出のサン・ロレンツォ」「フェイズ・ダンス」が本作の核をなす曲で、心の中を風が吹き抜けるような躍動感がECMらしい美意識と見事に調和をなす、エレキ・ギターとピアノの競演、そしてそれを支えるベースとドラムで構成されたスケールの大きな演奏には圧倒されます。この2曲はコンサートでもよく取り上げられることになりますが、他の曲も素晴しい。ジャコ・パストリアスに捧げたジャコはパットのギターとマーク・イーガンのベースがさえわたるかっこいい曲ですし、エイプリル・ジョイの後半はまるでフェイズ・ダンスの変奏曲であるかのようであり、アルバム全体としての統一感を出すのに寄与しています。本作が録音されてから約30年の年月が経過しましたが、今でも古さを微塵も感じません。パットのECM時代の、いや全キャリアを通じて最高傑作の1枚であることは疑いありません。 78年発表の1st。リーダー作としては3作目ながら、初めて今回から“グループ”と名乗った作品である。パット・メセニー(g)、ライル・メイズ(k)、マーク・イーガン(b)、ダン・ゴットリーブ(Dr) がその布陣。バットの最初のリーダー作にはジャコ・パストリアスも参加していたが、本作には彼に捧げたそのままのタイトルの3.が収録されているのも話題だ。 1.の霧がかかったかりような雨上がりの風景を思い浮かばせる雰囲気が強烈なインパクトを与える。淡い色合いながら色彩感覚を強く刺激されるこの曲を定期的に聞きてくなってしまう。この曲こそが私にとってのこのグループの象徴であり、その素晴しさをうまく表現する術がない。無論他の曲も素晴しいのであるが、このウェットで穏やかなサウンドは他では得難い魅力である。梅雨時は最高の友となると思う。裏ジャケットのメンバーの写真も美しいが、アルバムの内容は更に美しい。 フュージョン系のアルバムの最初の一枚をお探しなら、そのイメージからちょっと離れた本作がお薦め。美しさにこだわった名盤。 個人的には「無人島にもって行きたいアルバム」ベスト5に必ず入る、宝物のような素晴らしいレコードです…! 透明感あふれるギターとピアノの音色。そして胸をかきむしるような、郷愁を誘う無垢で美しいメロディーの奔流。ホント、全曲がキラキラと輝いています。 あと、地味ながらマーク・イーガンのフレットレスベースも、温かい音色で、歌心があって良いのです。パット・メセニーの友人でもあった天才ジャコ・パストリアスに捧げた「Jaco」という曲ではベースソロを聴くことができます。 ジャンル分けとしては「ジャズ」や「フュージョン」ということになるのでしょうが、すでに言われているように、PMGの音楽はジャンルを超越しています。特にこのアルバムは聴きやすいですし、いい音楽を聴きたいと考える全ての人に、自信を持ってすすめたい作品です。 "Lone Jack"が一番好きです。かっこいいから。パットのギターもばりばりだし、ライルもドラマチックなソロ展開で、この曲はかなりシビレルよ。もちろん、"フェーズ・ダンス"が、素敵にキャッチーでこれが、コンサートのオープナーに今でも使われたりするのが良く分かるし大好きです。他の曲も緩急をつけていてやっぱりPMGって音楽でストーリーを語るのが上手いと思います。マーク・イーガン。ベースラインを追っているだけでも音楽的で楽しいし、まるでウッドベースみたいな質感の音が素晴らしいです。 想い出のサン・ロレンツォを楽天で検索 |