ラスト・フレンズ ディレクターズカット 完全版 [DVD] |
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長澤まさみさんがいまいちって友達たちが言ってましたが個人的には弱虫であれこれ苦しむミチルを上手く演じてたんじゃないかな?って思います。あと、すっごいと思ったのがルカを演じた上野樹里さんです。すっかりのだめのイメージでしたが、ショートカットが最高です。目つきもセリフの言い方とか、すごい上手って思いました。あんなたくましいキャラができるんだって感動しました。って感じでキャスティングは豪華でよかったとおもいます。 なのに、話の展開がありえないと思います。たとえば、ソウスケがタケルにまで暴力やったとき、もうそろそろ絶対警察呼ぶだろって思います。(しかも、血流したタケルは自力でシェアハウスに帰ったし(笑))他にも、おかしいだろってところたくさんありました。 そして、それぞれの悩みと、苦しみを抱えた5人(ミチル、ルカ、タケル、エリ、ソウスケ)を「それぞれの視点」から描くべきだったと思います。5人中4人シェアハウスにまとまって「ソウスケからミチルを守ろう」ってあれじゃ、ソウスケがただの悪者じゃないですか。しかも、エリは最後適当にオグリンと結婚させてめでたしってなんだよって思います。ミチルがタケルを好きになって、タケルはルカが好きで、この3人にエリが絡んでない気がします。エリがストーリーの中でいなくていいようなふうになっているから、エリは隅っこの「よくでる友達」みたくなってると思います。エリの抱える孤独や寂しさも、もっと重要視するべきと思います。 あと、なによりおかしいとおもうのは、ソウスケの心情が全然分からない事です。「ソウスケ視点」で話し動かす場面がないからただの「わからない人」になっています。なぜ、暴力をしてしまうのか、そのときのミチルの苦しさばっかりで、ソウスケの気持ちが描かれていません。それだから、最後自殺してしまうまでの気持ちの変化とか、全然わかりません。結局、適当に死なせて片付けたみたいになってると思います。 さらに、最終回の1話前までは、あんなにドロドロさせておいて、最後まさかのハッピーエンド!(はあ?)なんだそれ、って思いました。 ドラマという作り物の世界に人をひきいれるには、演技のうまい人がいなくてはならない。 架空の世界への入り口となる人が。 瑠可は演じているというより存在していると言った方がいいぐらいの自然で存在感がある人物になっている。 心を掴まれドラマに没頭させられ、見終わった後もくるおしい思いから瑠可は解放してくれない。 セリフの良さも心を打つが、セリフとセリフの間の瑠可の表情、特に目がその時々の思いを訴え心を締め付ける。 ネタバレになるから詳しく書けないが、表には出せない愛情、悩み、苦しみ、が瑠可の目に表れている。それらのあんなシーンやこんなシーン。素晴らしいシーンが沢山ある。 このドラマを見たことのない人はぜひ、見たことのある人も再び瑠可に会ってほしい。 上野樹里、錦戸亮が大熱演する中、7話ぐらいまで最高潮の盛り上がりを見せながら あの結末はないでしょう。ミチルがタケルに擦り寄るあたりから全く陳腐。 主題歌、キャストが良かっただけに最低の脚本でした。この人の書いたのはもう見ません。 長澤は言われるほどひどくないしやれば出来る子、演技の付け方でしょう、問題は。 このドラマの良かったのは、今1番輝いてる女優俳優の方々が全員役にはまった事。悪かったのは視聴率のために何でもありで作ってしまった事。ただ、作者のミチルの描き方の力不足が仇となり長澤まさみが批判されていましたが、私はとても評価します。軟弱のミチルを長澤まさみ意外の女優でやっていたら失敗したことでしょう。上野樹里のルカに長澤まさみのミチルが対象的にはまり、瑛太が調和して水川あさみが和ましてくれた。錦戸亮のソウスケは視聴率のエサ扱いにしか見えない。 ただ、DVなどの社会的問題を取り上げたことにより、無知な人々に知ってもらう機会になったことは評価したい。 1:良い点 1-1:上野樹里 『のだめ』に完璧に嵌った上野の実力拝見とこれを観たが文句無しに良い。 第一話から素晴らしく、美智留から携帯が掛かる前、コンビニで猫背気味に歩く姿は完全に男。『メゾン・ド・ヒミコ』でゲイ(柴咲コウの父親役)を演じた田中泯に匹敵する性同一性障害役。 かなり男を「研究」したのは間違いないが努力の跡を見せないのが上野の実力で瑠可になりきっている。 普段は播磨弁で話してるらしく、そのためか『ロスタイム・ライフ』では喋り方に不自然な場面が数ヶ所あったがこのドラマでは無。 『のだめ』と並び間違いなく上野の初期の代表作。 1-2:錦戸亮 暗い二枚目振りがまず、良い。そして突然キレ、暴力衝動を解放する「異物感」を巧く演じてる。 1-3:Prisoner Of Love 題名は「愛の虜」の意。心から湧き出す自分だけの愛し方しか出来ない、という事。同性しか愛せないのも、肌を合わせられないのも、暴力を振るわれても相手の寂しさを思うのも、自分だけの愛し方。 宇多田は高音が苦しいが、それが心の必死さになり歌に感情を与えてる。登場人物(特に瑠可)の悲しみと苦しみに同期し増幅し大変効果的。素晴らしい。 2:悪い点 2-1:脚本 ドラマで陰の部分を一人で受け持つ宗祐を筆頭に人物と愛の描写が浅過ぎる。宗祐が暴力衝動を抑えられない理由を全く描いていない。 また美智留だけでなくタケルにまで暴行した宗祐を警察に訴えない時点で、脚本が完全に破綻している。 『ラスト・フレンズ』、最後に残った友の意味がほぼ描かれていない。瑠可は美智留を、タケルは瑠可を守れたのか? 人を愛するという事、特に性同一性障害の場合の脚本家の意見が描かれていないのと同じ。 2-2: 長澤まさみの演技が稚拙。 3:まとめ ディレクターズカットのDVDがどうなってるか楽しみ。 ラスト・フレンズ ディレクターズカット 完全版 [DVD]を楽天で検索 |