聖なる館(紙ジャケット)

聖なる館(紙ジャケット)

売れ筋ランキング聖なる館(紙ジャケット)  
聖なる館(紙ジャケット)

聖なる館(紙ジャケット)


価格:¥ 2,580(税込)
Warner Music Japan =music= CD2008-09-10
売れ筋ランキング:95033
フィジカル・グラフィティ
Presence
Led Zeppelin III
イン・スルー・ジ・アウト・ドア
Coda

曲目リスト
  1. 永遠の詩
  2. レイン・ソング
  3. 丘のむこうに
  4. クランジ
  5. ダンシング・デイズ
  6. ディジャ・メイク・ハー
  7. ノー・クォーター
  8. オーシャン

 5作目。今回もヒプノシス制作のイラストのみ、タイトルも曲名もないジャケット。前作の大ヒットで、レコード会社に対して巨大な発言権を得た彼らは、「アルバムが完成してから発売日を決めてくれ」という態度に至る。そうして、じっくり練り上げたのが今作。ちなみに神ジャケだから買ったんで、SHM-CDには興味なし。だって、そんなにいいプレーヤーで聞いてないもん、違いなんかわからん(笑)

 ファンクやレゲエといった、従来のイメージに捉われず、様々な音楽に取り組んだ結果、バラエティ溢れる仕上がりだね。ジョンジーが持ち込んだ、シンセやメロトロンといった楽器も導入しながら、インストナンバーかと思うほど、得意のギターリフ&ドラムで突っ走る構成の曲も多い。そして、よりアメリカ市場を意識したような、一聴するとキャッチャーな印象の曲が多い感じだね。
 反面、これまでの有無をも言わさぬ、首根っこを押さえつけるかのごとき、唯一無比のプラントのボーカルの影が薄い。というか、もはやボーカルすら、叩き出す音の塊の一要素として呑み込んでしまった感じだね。「俺ってもしや、このバンドでは脇役?」と、プラントに思わせてしまったのはこのアルバムからかもしれないなぁ。

 そんな変化のせいか、キラーチューンもなく、全体的にはやや小粒。決して悪いデキではなく、むしろZEPにしか創れない、懐の深いアルバムなんだけど、マイ・ベストを作るとき、このアルバムを代表するのはどれっ?、そんな感じなんだよねぇ・・・。
1970年代を中心に最も話題になったロックバンドといえば レッド ツェッペリンだということで意義する者はいないだろう。そうレッド ツェッペリンといえば、オリジナルアルバムの大半が、全米チャート1位を記録するほどの人気バンドであるからだ。だがそんなレッド ツェッペリンにも賛否両論作もあるのだが、今回紹介する「聖なる館」もだ、大ヒット作でもあるものの、レッド ツェッペリンのアルバムの中では、最も賛否両論作となったアルバムのひとつだ。

そもそも、レッド ツェッペリンの音楽性といえば、ハード且つダイナミックなハードロックサウンドといえるが、本作にはそういった曲が見当たらず、全体的にバラエティー性を追求しすぎた印象も伺えるし、リリース当時、評論家などから、ボロクソな評価を食らったらしい。確かに(1)や(3)などといった名曲はあるものの、初期のようなハードなロックなンバーが見当たらなく、レゲェやファンクなどといった要素を大胆に取り入れたため、散漫な印象があり、個人的には期待はずれだった。彼らはそういった要素取り入れたことで、大きな人気を博したのは確かだが、これまでのツェッペリンの印象が薄い内容になってしまったのも確かだ。確かに聴けばなかなかよい曲もあるのだが、個人的としては、初期のようなハードな曲も2曲ぐらい収録してほしかったので、かなり大きな不満がある。ただ後期のレッド ツェッペリンらしい要素があるので、こういった要素を受け入れてこそ、真のツェッペリンファンなのかもしれないので、まぁ興味があれば聴くのも悪くはない。
通称「Four Symbols」の音楽的・商業的大成功によって絶頂期にあったZeppelinにとって、唯一の心残りは全米チャートでNo.1に立てなかった事。本作でそれを狙った由。5枚目にして初めてアルバムに正式タイトルを付けた事と言い、意味深なジャケット(内面はA.C.クラーク「幼年期の終り」から取った)と言い、題名とは裏腹の「悪魔の巣窟」でもテーマにしたコンセプト・アルバムを創ったのだと思ったのだが...。実際は全く逆で、様々な可能性を試した実験作に近いアルバムだったのだ。本来ならタイトル曲になるべき「Houses Of The Holy」が次作に回るというのもチグハグ。収録曲は聴く者によって評価がかなり異なるだろう。

「The Song Remains The Same」は最もZepらしい曲で、切れ味鋭く美しい旋律のギターとタイトなリズム・セクションが創りだすサウンドにR.プラントの抑揚の効いたボーカルが絶妙に重なり、歌の持つメッセージ性と合わせ彼らの代表作の一つとなった。何度聴いても、スッキリとする名曲である。「The Rain Song」は別の意味でZepらしい曲で、メロトロンの使用と意識的に不協和音を交えたアコースティック・ギターが醸し出す不思議な音楽空間の中、R.プラントの憂いに満ちたボーカルが郷愁を誘う。ジャマイカをもじった題名の「D'yer Mak'er」(Did you make her ? の省略形)は文字通りレゲー風ロックを狙ったものだが、単なるスカスカのアメリカ人向けサウンドで、そこまで意識する必要があるのだろうか ? 「The Crunge」はファンキー・ロックだが、Zepのファンが期待するものではあるまい。「No Quarter」は電子サウンドを用いたプログレ風ロックだが、これも私がZepに求めるものではない。

結果的に本作はビルボードでNo.1を獲得し、念願を果たした。Zeppelinファンとしては、音楽性の幅、ファン層の拡大を喜ぶ他はなかった。
73年発表の彼ら5枚目のアルバムです。アルバムの中には、最初はがっかりしたけれど、後から聞いて、これはいいと思うものが少なからずありますが、このアルバムも、そんな1枚の代表といえるでしょうか。
「ロックンロール」や「胸いっぱいの愛を」といったハードなナンバーになじんでいた耳に、最初に聞いた時は、「何だこれは」と愕然したものですが、その後、何年かして聞いた時には、別の意味で「何だこれは」。サウンドは、ごきげんなtr1からスタートするのですが、その後に出てくるのは、レゲエ、フォーク、カントリー、プログレ等々、様々なフレイバーが混ざったもの。ただ、言えるのは、彼らの音楽を表現する際に、よく表される「グルーブ」が、全ての曲から感じられるということ。
今では、その妖しげなジャケットと共に、彼らのアルバムの中では、最も愛すべき1枚になっているアルバムです。
傑作アルバムの「IV」と「フィジカル・グラフィティ」に挟まれた作品で、全体的な印象は薄いことは否めないんですが、このアルバムの一番のオススメポイントはジャケットです。CDだとそこらは物足りないんですが、Yesの「海洋地形学の物語」とならんで最高のジャケットだと個人的に思っています。特に中ジャケの絵のきれいなこと。裸の子どものイラストという点で物議を醸すようなところがなきにしもあらずですが、これだけ美しく仕上げられるとただただ脱帽です。おもしろいのは、このアルバムのタイトル曲が、没テイクになって、次作に収められているところですね。たぶん、ジャケットも含め「聖なる館」のイメージですべてを作っておいて、最終段階で振り落とされたんでしょうね。でもこれだけのジャケットをボツにするわけにもいかず、タイトルそのままで発表したんでしょう。次作でわざわざ発表しなくてもよかったのにと、個人的には思います。
   『Led Zeppelin IV』の商業的大成功に支えられ、ジミー・ページは1973年に発表した本作ですでに確立していたレコード製作技術にさらなる磨きをかけた。本作は、多様な音作りを楽しませてくれるコレクションだ。「Dancing Days Are Here Again」「The Crunge」「Over the Hills and Far Away」に顕著だが、それまで軽視されがちだったツェッペリンのリズムセクション――怒涛(どとう)のドラマー、ジョン・ボーナム、硬質なベースサウンドを弾き出すベーシスト、ジョン・ポール・ジョーンズ――が一際引き立っている。ジョーンズはまた、キーボードワークの本質的な力量を、哀愁に満ちた「No Quarter」や「The Ocean」でいかんなく披露している。しゃれ心に満ちた1曲「D'yer Ma'ker」はユーモアにあふれた意外な一面をのぞかせた。(Billy Altman, Amazon.co.uk)
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