フィジカル・グラフィティ(紙ジャケット) |
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曲目リスト
ZEP初の2枚組み。3作目同様、凝りに凝りまくった神ジャケットも再現された。まぁ神ジャケだから買ったんで、SHM-CDには興味なし。違いなんてよくわかんないしね(笑)。前回の紙ジャケ持っている人、紙ジャケに興味ないZEPファンは買わなくてもいいけど、これからZEPを聴こうという若い人は、アートワークにまで拘ったZEPだからこそ、多少高くても、こっちを入手して欲しいなぁ。 新録音は8曲のみ。ただし長尺の曲が多くて1枚に収まりきらず、急遽過去のアウトテイクを集めての2枚組。そのことが結果的にバラエティに富んだ作品に仕上がった(ただし、統一感にはやや欠けるかな)。 白眉は異国情緒溢れる幻想的な大作「kashimir」。ハードに決めた「The Rover」、ブルージーな大作「In My Time of Dying」、ソリッドでファンキーな「Trampled Underfoot」など名曲も多く、特に1枚目は完璧! 個人的には、Disc2にはやや中弛み感はあるものの、「こっちサイドこそ最高!」という人がいたっておかしくないのがZEPというバンドの懐の深さ。「ブルースを基盤としたハードロックバンド」というパブリック・イメージでは括れないんだよね。(何しろ、この頃ジョンジーは「ウィンチェスター大聖堂の聖歌隊指揮者」への転進をほのめかしていたそうだし・・。) なお前作あたりから陰りが見え始めた、プラントの“衰え”は今作でも見て取れ、そこは少し残念かな。ただ、やはりこれも前作あたりからだが、プラントというスーパー・ボーカリストをしても“1/4の役割”たらしめる、人の声すら呑み込んだ“音の塊”を叩きつける後期ZEPスタイルも、次作『プレゼンス』での完成型に近づきつつあるね。 ★は『1』『2』『4』『プレゼンス』と比較して、泣く泣く4つにしたけど、限りなく5に近い必聴盤。 LP時代から愛聴してきたアルバム。それだけに、SHM-CD化に大きな期待を寄せていました。が、実際に聴いてみると、10年以上も前のCDと同じ平板で奥行きのない音域にガッカリ。紙ジャケ化はうれしいのですが、せっかくの名盤のSHM-CD化なのだから、もっと音域に目を配ってほしかった。なんのためのSHM-CDなのか、まったく理解できない。ノイズがあってもLPのほうが、ずっと臨場感のあるいい音がします。ちかごろ売れなくなってきているCD販売数増加のため、紙ジャケとSHM-CDをうたい文句に多少値段が高くても買わせようという業界の魂胆が見え見えです。それに自分もまんまと乗せられてしまって腹立たしい。アルバムの内容は言うまでもなく素晴らしいのですが、値段にまったく音質が値していないという意味でこの評価です。SHM-CDといいながら、この程度の音でこの値段は高すぎます。ハッキリ言って、ボッタクリだと思う。 2枚組の大作だが、いわゆるコンセプト作品と言うわけではなく、収録する楽曲が多かったために、結果的に2枚組に仕上げられた。 そのため、楽曲がヴァラエティ豊かで、様々な方向にベクトルを放射しながらも、ダイナミックなリズム・セクションや艶っぽいヴォーカルといった4人のメンバーのフィルターを通してZEPらしさを見事に表現している。 楽曲は大雑把に分けるとブルーズ色の濃いDISC-1-1、3、J・ペイジがリフ・マスターぶりを発揮したDISC-1-2、4、DISC-2-9、ファンキーなDISC-1-5、DISC-2-6、アラビア音階を導入した神秘的なDISC-1-6、DISC-2-1、アコースティック・ギターによるインストのDISC-2-2、アメリカン・ロック風ながらドラマチックなDISC-2-3、アコースティック調のDISC-2-4、J・P・ジョンーンズらしさの出たオルガンを前面に据えたDISC-2-5、軽快なロックンロールDISC-2-7、8という感じ。 演奏面ではジョン・ボーナムのドラミングにはただただ、圧倒されるばかり。シンバルをひっぱたく音からして全然違っていて、楽曲の魅力を高めているのがドラムであることが如実にわかる。 1975年発表の6th。Disc1が書き下ろし。Disc2は過去の未発表音源。 このアルバムを聴いてピンとこなかったらZepとは縁が無い、と 言い切ってしまいたくなる位、凄いよ。1st〜4thが若さの衝動とすると、 前作とこのアルバムは構築美、様式美です。 誰かもレビューで言ってましたが、間の音楽とも言え、空間を活かし、別の世界に 連れて行ってくれます。またまた例えですが、初期が野球場なら、これは劇場です。 入口はあっても、一旦入ると出たくなくなるので、出口の無い劇場です(笑)。 8分以上の大作もありますが、まったく冗長な感じが無い。更に凄いのは、Disc2 なんて、ばらばらの時期に録音されたのに、とてもしっくりくる。やっぱり面子の 変わらない無いバンドの強みか。 パーシーの声がガラガラですが、そこが意外としっくりくるのが不思議。 Presence聴くなら、まずこっちを聴いてくれんね。 新旧の曲が混じっている為、混沌としたイメージがするが、1974年録音の新曲8曲だけを聴くと当時彼らが求めていた音が分かる。4枚目も良いが、本作の方が荒々しく豪快であり、メンバーの「ハード・ロックとはこう演るべきだ」という声が聞こえてきそうだ。ボンゾのドラムが凄い。 レッド・ツェッペリンが自分たちの多彩な音楽性をどーんと披露した2枚組、傑作アルバム。ハードに迫る「Custard Pie」「The Rover」「In My Time Of Dying」、幻想的な名曲「Kashmir」、ポップで繊細な印象を与える「Bron-Yr-Aur」「Down By The Seaside」「Ten Years Gone」「Night Flight」「Black Country Woman」、人気キーボーディストのイアン・スチュワートとの風変わりな「Boogie With Stu」など、バラエティに富んだ作品になっているが、特にツェッペリンを知らない人には、ファンキーでソリッドな「Trampled Underfoot」や「Wanton Song」のグルーヴ感に驚いてほしい。それにしてもジョン・ボーナムのドラムの言葉にならないものすごさよ。(麻路 稔) フィジカル・グラフィティ(紙ジャケット)を楽天で検索 |